先日、3年ぶりくらいに正倉院展に行ってきました。
この時期の奈良はとっても落ち着きますね。
美しい紅葉が見れました
さて、正倉院展ですが、
いつも思うんですが、1000年以上も前のものがこんなにキレイな形で残っているなんて、
奇跡ですよね?!
これらの宝物を、時代を超えて大切に大切に守ってきた日本人のご先祖様がたって、
本当にすごいと思います。
さて、今回の目玉は・・・
まずは
「螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)」
聖武天皇が愛用されていたものだそうです。
白い点のところが螺鈿なんですが、近くで見ると、小さな螺鈿の中にもちゃんと黒い線で模様が描かれているという、
非常に凝ったものでした。
これを見るのに並んで5分くらいかな。(そんなに混んでいない日でしたが)
そして、今回の主役は!!!
これですよこれ〜〜〜!!
教科書にも必ず載っていた、「瑠璃坏(るりのつき)」!!
ガラス部分はペルシャあたりで作られ、脚部分は朝鮮半島で作られたと考えられていて、誰が日本まで持ってきたのかなど詳しいことは未だわかっていないそうです。
これは、小さなお部屋をすべてこれ一つの観覧用に使っていまして、
部屋に入る前に、これを近くで見たい1列目希望の人と、2列目以降で見ても良い人とに分けられるんです。
2列目以降で見る人は、殆ど待ち時間無しで見ることが出来ます。
でも、1列目が希望の人は15分くらい待つとのこと。
私は絶対に間近くで見たかったので、15分くらい問題なく待ちました。
でも今日は空いていたからそれくらいで良かったけど、日曜日だったらどれだけ待つことになったのでしょうか?
・・・とにかく部屋に入る前に2列に分かれまして、お部屋に入っていくわけですが・・・
部屋に入ったとたん、大勢の人が居るにもかかわらず、また思ったより小さかったにもかかわらず、すぐ目にとびこんできました!!
本当に美しい碧い色で輝いているんです!!
もう、すごいオーラです!!
モノにもオーラがあるなんて初めて知りました。
なんだろう・・・当時の最先端を行く工芸品だったのでしょうか、さすがに国産品ではないおしゃれなオーラというか存在感というか、
今で言うと、とーーっても可愛い外人モデルみたいな・・・(←ホントにアイドル性があってキラキラしてた)
今回、これを近くで見れただけでも良かったと思います。
それほど威力のある逸品でした。
他にもいろいろな宝物を観ることが出来ましたが、
どれもこれも、細かいところまで凝っていて、
当時の職人たちによって精魂こめられた、これらすべてが世界に誇れる宝物。
そして何度も言いますが、これらをずっと最高の状態にして次の世代へと繋いでくれた各時代のご先祖様がたには本当に感謝です。
さて、正倉院展は11月12日(月)までですので、興味のある方はぜひとも足を運んでくださいね〜〜